こんにちは。
元小学校教師のkoroです。
ひらがな練習を始めたいけど、いつまでに、何を、どれくらいすればいいの?
年長さんになって、ひらがなの練習を始めたい。だけど、いつまでに、どれくらいやればいいのか悩みますよね。小学校教師として10年以上の経験をもつ私が、ヒントをお伝えします!
参考になれば幸いです。
結論:年長さんのひらがな学習は夏までにさらっと一周、秋以降は反復練習をする
小学校に入学したら、どれぐらいのスピードでひらがなを覚えるの?
1年生の授業では、毎日2~3文字ずつ新しいひらがなを覚えます。
45分の国語の授業の内容は
- 15分は新しいひらがなを覚える時間
- 30分は教科書の内容を学習する時間
というように、①ひらがな練習+②教科書を使った学習に分かれていることが多いです。
これは、1年生という発達段階の子どもたちが集中して学習することができるようにするためです。
では、毎日2~3文字ずつ新しいひらがなを覚えることを想像してみてください。
なかなか大変そうですよね。
小学校に入ると、毎日2~3文字ずつ新しいひらがなを覚えるので、意外と大変かも・・・?
だからこそ、年長さんのころから、ひらがな学習を進めておくと安心ですね。
年長さんが、お家でひらがな学習をするなら、どんなスケジュールがベスト?
では、年長さんがお家でひらがな学習をするなら、どのようなスケジュールだと無理なく進めることができるのでしょうか?
① 夏までに、ひらがな46文字を一通り書き終える(この時期は、とめ・はね・はらいについては、そこまで気にしなくてOK)
夏までに、市販のひらがな練習帳(薄いものがおすすめです)に取り組みましょう。
1日1ページから進めると無理なく学習することができます。
(どんな教材がおすすめなのかは、安心して学習するためのヒント①に詳しく書いているので、気になった方はご覧いただけると幸いです。)
この時期では、とめ・はね・はらいについては、あまり気にしなくて大丈夫です。
最初から、細かいところまで気にして覚えようとすると、年長さんには大変なことも・・・
なので、最初はひらがなの形や読み方を覚えることを重視しましょう。
② 秋以降は、とめ・はね・はらいに気を付けて、反復練習をする
夏までに一通りひらがな46文字を書き終えたら、秋以降はとめ・はね・はらいに気を付けて練習をしましょう。
小学校の授業のひらがな学習の進度に合わせて、秋以降の反復練習の時期も一日2~3文字ずつ進めていきましょう。一度につめこみすぎると、とめ・はね・はらいを意識することができないので注意してください。
お家の方の時間がある時に、とめ・はね・はらいのチェックをしてあげると、より丁寧なひらがなが定着しやすくなります。
秋以降の反復練習をする時期におすすめな教材は?
反復練習をする時の教材は、一種類のひらがなをたくさん練習できるものを選びましょう。
例えば、「さ」というひらがなを練習する時に次の2つの教材があったとします。
- ①「さけ」「さら」など、「さ」以外の言葉も練習することができる教材
- ②「さ」というひらがなだけを、何度も練習することができる教材
この場合だと、②の一種類のひらがなをたくさん練習できる教材がおすすめです。
なぜかと言うと、②の教材の方がひらがなの4つの部屋に注意してひらがなを書くことができるからです。
秋以降の時期は、とめ・はね・はらいや、ひらがなの4つの部屋に気を付けて練習を進めていきましょう。
以上、<安心して小学校に入学するためのヒント4~ひらがな練習は、夏までにさらっと一周、秋以降は反復練習する~>
という話題でした。
次回は、「カタカナ学習はどのように進めればいいいの?」
というお悩みにお答えします。
*このサイトでは、Loose Drawingのイラストを利用しています。