こんにちは。
元小学校教師のkoroです。
「小学1年生の算数はつまづきやすい」って聞いたけど、入学前に家でできることはないのかな?
小学校に入学すると、幼稚園・保育園の生活とは違って国語や算数など教科の学習が始まります。1年生の算数には、つまづきやすいポイントがあります。つまづきやすいポイントに気を付けることで、楽しく算数の学習をすることができるはずです。
入学前に家庭でできる算数のお家学習について、小学校教師として10年以上の経験をもつ私がヒントをお伝えします!
参考になれば幸いです。
結論:生活の中で1~10の数が分かり、数字を書くことができれば安心
入学前にしておいた方がいい算数の学習内容は、以下の2つです。
- ① 1~10の数が分かる
- ② 1~10の数を書くことができる
計算の勉強を意識して行うのではなく、普段の生活の中で、1~10の数を数えたり、何番目という順番などを自然に意識できれば大丈夫です。
できた方がいいこと1つ目:1~10の数が分かるようにする
1~10の数が分かるようにするには、何をすればよいのでしょうか?
そもそも、「数が分かる」ってイメージしにくい言葉ですよね。小学校1年生の算数の授業を例として、分かりやすく説明していきます。
「数が分かる」ための2ステップ
1年生の最初の算数の勉強は
- ①1~5までの数
- ②5~10までの数
の順番に学習します。
1~5までの数を分かるようにするには、次の2つのことができるようになる必要があります。
つまり、具体物と数字が対応するということですね。
これが、小学校で教える「数が分かる」ということです。
生活の中で、数が分かるようになるための方法
数が分かるようになるための学習方法は色々あります。
共働きのkoro家ではまとまった学習時間をとることができないことも多かったです。
ですから、普段の生活の中で次のようなことを意識して行っていました。
例えば、
- お風呂の湯舟につかるときに1から10までの数字を一緒に声に出して数えてみる。(10から1まで逆の順番で数えるのも効果があります)
- 数の順番のクイズを出す(親が「6の次は?」とクイズを出し、子どもが「7!」と答える)
- 家族の座る食卓の席に、コップを1つずつ置くお手伝いをしてもらう。(人と物が1対1対応することを理解できるようになる)
このように、お家で数を数える経験をしたり、お手伝いをしたりすることで、自然に数が分かるようになります。
できた方がいいこと2つ目:1~10の数字を正しい書き順で書くことができる
入学までにできた方がいいこと2つ目は、1~10の数字を正しい書き順で書くことです。
koro家の子どもが1年生の時、正しい書き順で数字を書くことに苦労した経験があります。
持ち帰ってくるプリントやノートの中身を確認してみると、担任の先生は、間違った数字の書き順をしていることを指摘してくれていました。
よくあった間違いが、次の3つです。
- ① 数字の8の書き始めと書き終わりの位置の間違い
- ② 数字の0の書き始めと書き終わりの位置の間違い
- ③ 数字の0の上の部分が飛び出しているので、数字の6に見えてしまっていること
koro家の子どもは、算数のテストで本人は0と書いたつもりが6に見えてしまい、まちがえてしまったこともあります。
1年生の算数でつまづかないために、まちがいやすいポイントに気を付けて、1~10の数字を正しい書き順で書く練習をしてみてくださいね。
以上、<【1年生の算数はつまづきやすい?】入学前にできる算数のおすすめ家庭学習>
という話題でした。
* このサイトは。Loose Drawingのイラストを利用しています。